ナースはつらいよ

しがない普通の看護師が東京のどこか片隅で昼夜問わず病棟警備をしながら更新しているブログ

看護師の転職に必要な手続き|税金・年金|その転職大丈夫?

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転職したい。

そう思ってやめようとしているあなた。

 

転職後にかかる税金知ってますか?

税金以外にもかかるって知ってますか?

知らないで転職すると痛い目見ますよ。

 

経験者は語る。

 

今まで税金は病院が給料から天引きしてくれていたので

具体的にどれくらい税金を払ってるか把握してる

看護師って少ないんじゃないんでしょうか?

 

全体でこれくらい引かれてるって言うのは知っていても

住民税がこれくらい、所得税がこれくらいって知ってますか?

 

私は知りませんでした。

知らないまま転職してびっくりしました。

こんなにお金かかるんだと。

 

こんな思いをこれから転職する人には味わって欲しくない。

 

今回は看護師が転職後にかかるお金についてまとめました。

失敗しない転職のためにぜひ参考にしてください。

 

転職後すぐ次の職場で働く場合は

また天引きしてくれるので支払いはありません。

転職してから再就職までに時間がある方に

おすすめの記事になります。

 

 

転職する時に必要な手続き「住民税」

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住民税の手続きは病院で行います。 

 

普段天引きされていた人は

住民税の手続きは病院に伝えれば大丈夫です。

 

普段自分で支払っていた人は変わりないです。

 

住民税とは?

 

市町村民税・都道府県民税の総称のことを言います。

1月1日に住んでいる場所に納税するお金です。

地域にかかるお金を負担してもらうための税金の仕組みです。

 

住民税の計算方法

 

住民税=所得割+均等割

で計算されます。

 

所得割

所得に応じて課税されるものです。

 

市町村民税(%)+都道府県民税(%)

が前年の所得に課税されます。

 

東京都23区の場合市町村民税は

特別区民税と言う名前です。

 

東京都の場合は

所得割=特別区民税6%+都民税4%=10%

となります。

 

均等割

 

所得に応じす均等に課税されるものです。

 

市町村民税+都道府県民税

が所得に関係なく課税されます。

 

 東京都23区の場合は

特別区民税3500円+都民税1500円=5000円

となります。

 

詳しく計算して見たい人は源泉徴収票を準備して

税金計算機 | 所得税・住民税簡易計算機

こちらでシュミレーションしてみましょう。

 

どれくらい住民税って払ってるの?

 

独身・年収600万(額面:税金が引かれる前)

の看護師が支払っている住民税は

大体31万円です。

 

 ひえっ。

注)生命保険・ふるさと納税などしていない場合です。

 

住民税の支払い方法

 

特別徴収と普通徴収の2種類があります。

 

特別徴収

普段病院の給与から天引きされている人はこちら。

 

前年の1月1日から12月31日までの所得に応じて

今年の6月分の給与から

来年の5月の給与から毎月引かれています。 

 

この徴収方法で今まで住民税を納めていた場合

来年の5月までの分の住民税を

退職するときに一括で支払うか分割で納付するようになります。

 

普通徴収

 6月・8月・10月・翌1月の計4回に

分けて納税する方法です。

 

大きい病院の人はあまり馴染みがないかもしれませんが

小さいクリニックなどでは一般的な支払い方法です。

 

退職時期で支払う方法が違う住民税

住民税の支払い方法は退職する時期で変わります。

 

6月から12月に退職した場合

翌年の5月まで支払うはずだった住民税を

退職時に一括で払うか分割して払うか

選ぶことができます。

 

退職金から払うか最後の給与から払うか

選ぶことができるので病院と相談しましょう。

 

1月から5月に転職する場合

 5月までに納めるべきの住民税を一括で払います。

 

私は退職時に一括で納めたのですが

最後の給料はほとんど税金で引かれてなくなっていて

生活どうしよう・・・。と思いました。

 

そんな時にお世話になったのがツアーナースのバイト。

リフレッシュしながら働けますよ。

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転職する時に必要な手続き「所得税」

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転職した年の年内に働かない場合は手続きが必要です。

 

年内に転職した場合は転職した先の病院で

年末調整してくれるので不要です。

 

年内に転職しなかった場合は手続きが必要です。

確定申告が必要になります。

どちらの場合も「源泉徴収票」が必ず必要です。

無くさないように注意しましょう。

 

所得税の課税方法

所得税は収入から

所得税控除を差し引いた金額に対して

収入に応じた税金を支払います。

 

 

働いているときは職場が給与から

毎月差し引いて支払ってくれています。

 

先ほど紹介した住民税とは異なり

今年の年収を去年の年収から大体予測し支払っています。

これを「源泉徴収」と言います。

 

これが大体の予想で毎月の給与から引いているので

12月に帳尻合わせをします。

これを「年末調整」と言います。

 

所得税っていくらくらい払ってるの?

 

先ほどの住民税の時に参照した

サイトでシュミレーションできます。

 

所得税(独身・年収600万の看護師の場合)

 約20万くらいです。

 

これを毎月給与から引かれていたので

毎月だと約1万7000円くらいなので

あまり気に留めていなかった税金も

20万って聞くとびっくりしますよね。

 

確定申告の方法

 

税務署で確定申告を行います。

 

確定申告の時期

来年の2月16日から3月15日に行います。

 

確定申告する税務署は?

来年の1月1日に住民票がある

自治体の税務署で行います。

 

この時に源泉徴収票が必要になります。

必ず無くさないようにしましょう。

無くした場合は前の職場に連絡して再発行してもらましょう。

 

 

転職する時に必要な手続き「年金」

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退職後すぐに働かない場合は必要です。

今までは厚生年金に加入してたと思います。

 

退職後再就職するまでは

国民年金に加入することになります。

国民年金への切り替えは自分で手続きが必要です。

 

結婚して専業主婦になる場合も手続きが必要です。

 

年金の手続きはどうすればいいの?

 

市町村の区役所に行って手続きをしましょう。

 

期間 退職後14日以内
場所 市区町村区役所の国民年金窓口
必要なもの 年金手帳・印鑑・退職日の確認ができるもの
(離職票・退職証明証など)


国民年金っていくらかかるの?

月額16490円かかります。

 

退職日が月末ではない場合は

退職する月の分から国民年金の支払いが必要です。

 

国民年金ってどうやって払うの?

 

日本年金機構から送られてくる

国民年金保険料納付案内書で払います。

 

銀行や郵便局・コンビニなどで払うことができます。

口座振替やクレジットカード払いもできます。

前もって払うと割引してくれたりします。

市区町村役所で確認してみましょう。

 

 

転職する時に必要な手続き「退職金」

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手続きは1つ。病院に申請書を提出することです。

 

退職金に税金はかかる場合もありますが

看護師の場合かからないことが多いです。

 

税金がかかる場合も病院に申請書を提出すれば大丈夫です。

退職金から適切な税金を源泉徴収してくれます。

逆に申請書を提出しないと高い税金がかかります。

必ず申請書を提出しましょう。

 

病院に「退職所得の受給に関する申請書」を提出しましょう。

 

 国税庁のホームページでダウンロード可能です。

[手続名]退職所得の受給に関する申告(退職所得申告)|国税庁

 

これを提出しないと課税される金額がぐんと上がります。

退職金を受け取る前日までに申込書を提出しなければいけません。

病院でもらえる場合もあるので病院に確認しましょう。

 

これさえ提出していれば病院が退職金支払いの時に

源泉徴収してくれるので手続きは不要です。

 

退職金の控除額(申請書提出した場合)

退職金でこれ以下の金額の場合は

税金がかからないという金額です。 

 

勤続年数 退職所得控除額
20年以下 40万円×勤続年数
20年超 800万円+70万円(勤続年数−20年)

 

例)

3年働いた場合120万円以下なら税金はかかりません

10年働いた場合400万円以下なら税金はかかりません

 

申請書(退職所得の受給に関する申請書)を

提出しない場合は約20%が課税対象になります。

恐ろしいですね。

 

大事なことなので何回も言います。

必ず申請書を職場に提出しましょう。

 

 

転職する時に必要な手続き「健康保険」

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今まで天引きされていた健康保険。

退職後はどうなるのでしょう。

 

転職するまで期間がある場合は手続きが必要になります。

 

では再就職するまでに期間がある場合は

どうすればいいのでしょう。

それには3つの種類があります。

 

再就職までに期間がある場合の健康保険の種類3つ

1国民健康保険に加入する
手続きの期間 退職後14日以内
手続きの場所 市区町村役所の国民健康保険窓口
必要なもの

印鑑・身分証・健康保険の資格喪失日がわかる証明書

(離職票・退職証明書・健康保険被保険者資格喪失証明書)

保険料 市区町村により異なる

 

2今まで入っていた保険に継続して入る 
手続きの期間 退職後20日以内
手続きの場所 加入していた健康保険組合または協会けんぽなど
必要なもの

保険証・印鑑・任意継続被保険者資格取得申請書

(住民票が必要なケースもあるので要問い合わせ)

保険料 今まで払っていた保険料の倍額

 

 今まで入っていた健康保険に継続して加入する場合は

2年間は継続して加入することができます。

 

健康保険に加入していた期間が

2ヶ月未満の人は適応されません。

違う方法で健康保険に加入しましょう。

 

今までと違うのは保険料です。

今まで保険料は病院と半分ずつ支払っていたものが

自分で全部払わなければいけません。

 

なので今までの保険料の倍額支払いが必要になります。

 

1と2の場合どちらが安くなるかは

ケースバイケースです。

 

今まで加入していた健康保険料は給与明細を見て

この倍くらいかかるんだな。と思いましょう。

市区町村の保険料は要問い合わせです。

 

私は市区町村の方が安かったのでどちらに加入しました。

国民年金への切り替えと一緒に行うのがいいと思います。

 

 3家族の扶養に入る

同居している家族がいる場合は

家族の保険組合の扶養に入ることもできます。

 

扶養に入るための条件

扶養に入るための条件 自分の年収が130万円以内
家族の年収が自分の倍以上ある

 

家族の保険組合によって要件が違います。

家族に相談して問い合わせてみましょう。

 

でも看護師なら失業保険をもらいつつ

バイトをして次の職場を探す方がお得だと思います。

失業保険結構もらえますからね。

 

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転職する時に必要な手続き「雇用保険(失業手当)」

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失業保険を受給できる条件

1失業状態である

2退職日以前の2年間に雇用保険加入期間が12ヶ月以上ある

3ハローワークの求職票に申し込みをしている

 

失業保険でもらえる金額

 

退職前6ヶ月の期間でもらっていた給与の50〜80%です。

 

看護師の転職に必要な手続きのまとめ

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住民税 病院での手続き
所得税 年内に働かない場合
手続きが必要
年金 市区町村役場での手続き
退職金 申請書を病院に提出
健康保険 市区町村の役場
以前の職場で加入している保険組合
家族の保険組合
いずれかの手続き
雇用保険 ハローワークでの手続き

 

どうでしたか?

退職してから再就職するまでに期間があると 

いろんな手続きが必要です。

 

どれも大事な手続きなので忘れずにやりましょう。

 

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