ナースはつらいよ

しがない普通の看護師が東京のどこか片隅で昼夜問わず病棟警備をしながら更新しているブログ

看護師になって初めての採血がとんでもなくインパクトが強かった件

採血。

それは看護師にとって最初の難関。

 

避けては通れないもの。

(厳密には通ることもできるが)

そしてめちゃくちゃ緊張するもの。

 

そんな採血をしがない普通の看護師が

初めてした時の話をしたいと思う。

 

 

 

看護師になって初めての採血がとんでもなくインパクトが強かった件

 

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 看護学生の頃は人体モデルで練習

 

そう。何を隠そう看護師は

就職するまで採血をしたことがないのである。

 

 看護学生の頃は

人の腕に見せかけた人形の腕でひたすら練習する。

こんなの。

 

 ちなみに今回初めて知ったけど

超高いんだね。

 

看護学生の頃雑に扱ってすいません。

 

そんなこんなで看護学生時代は

こういう人形にお世話になった。

 

人形置き場の掃除は怖かったが。

 

さてさてそんなこんなでなんとか就職し

看護師免許をとった。

そう。看護師は免許をとって初めて採血できるのだ。

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なぜかって?

 

免許もない人が誰かに針を刺すのは危険だからだ。

 

でも私の大先輩達は

看護学生同士で練習してたりしたみたいだけど

私はやってない。

 

そう。時代の流れなのだろう。

 

そして就職してから

プリセプターという自分の職場の先輩に採血をした。

同期で採血したりもした。

 

厳密に言えばそれが人生初の採血なのだが

今回は患者さんにした最初の採血の話をしたい。

 

ちなみに病院によるけれど、

大体1〜3ヶ月くらいで

新人看護師は採血デビューする。

 

しがない普通の看護師も

就職して2ヶ月くらい経ったところで

初めての患者さんに採血した。

 

それには先輩や上司からの許可が必要。

 

そうやって同僚に採血して

先輩から許可が出たら初めて採血できる。

 

そう。待ちに待った採血。

新人時代のしがない普通の看護師は

採血へ憧れていた。

 

なぜかって?かっこいいから。

 

ワクワクと緊張を抱えながら

初めての採血へ。

 

そもそも採血は入院初日にすることが多い。

 

しがない普通の看護師は外科病棟に配属されたので

手術前の全身状態の確認のために採血する。

 

そう。患者さんが手術に耐えられるか最終確認するのだ。

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肝機能や腎機能

栄養状態や炎症傾向がないかさらには感染症を持ってないか

そんな手術できるかに関わる情報を収集することができる。

 

まぁ。感染症があるかないかはあ以来通院中に

採血で調べていることが多いかもしれないが。

 

そんな大事な採血。

初めて任された採血。

緊張感がいっぱい。

 

その日任された患者さんは50代男性。

 

採血するまでに会話も交わし

結構おしゃべりなダンディーな男性。

出身地が近くて会話も結構弾んだ。

 

この人ならあまり緊張せずに採血できそうだ。

さぁ。いざ初めての採血!!

 

初めての採血

 

さぁ。いよいよ採血。

頭の中でシュミレーションする。

 

看護学生の頃人体モデルで練習したことや

同僚に採血した時のことを思い出す。

勉強したことをいざ実践しようじゃないか。

 

そして患者さんに腕を出してもらう。

 

「ん?なんじゃこりゃ!!!」 

 

 

 

初めての採血での衝撃 

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肘から上に全体に広がる入れ墨

 

しかも写真みたいなかわいらしいものじゃない。

 

桜模様がガッツリ入っていた。

こ・こわい。

 

確実にカタギの人間じゃない。

 

後から知ったが背中までぎっしり桜と龍が彫ってあったとか。

初めてで緊張している上に

相手がカタギじゃないだと・・・。

 

怖すぎてできない。うん。手が震える。

 

そこで22歳の

しがない普通の看護師は思ったね。

 

「逃げよう。」って

いますぐ先輩の所に行って事情を説明しよう。

そして変わってもらおう。

初めての採血にしては荷が重すぎるって。

 

そんな時全てを察したかのように

「大丈夫だよ。頑張って」

と声をかけてくれた患者さん。

 

や、やさしい。

 

人生経験豊富な患者さんに支えられて

ちょっと落ち着いた。

患者さんの腕に駆血帯を巻き、慎重に血管を探す。

 (あ。見えないけど。さわればわかる。)

 

うん。出来そうだ。

そう思って採血をした。

 

初めての採血。成功。

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プスっと刺した皮膚から見事に

採血を成功。

 

無事に初めての採血を成功することが出来た。

 

するとどっからどう見てもカタギではない患者さんに

「お疲れさん。痛くなかったよ」

 と滅茶苦茶かっこいい言葉をいただいた。

 

さすがはカタギじゃない人。人生経験が半端じゃない。

 

 

まとめ

 

手に汗握る初めての採血。

 

私は採血って実は得意な方じゃない。

むしろ苦手だった。

 

採血が得意な方が患者さんに苦痛を与えずに済む。

採血上手になりたい。

そう思って図書館でいろんな本を読んだりした。

 

けどね。看護って人間対人間。

性格に個性があるように血管にだって個性がある。

 

人生経験のように採血も経験が必要。

 

あるべき所の血管が出ていない人もいる。

血管が触れない人もいる。

 

参考書じゃ個性は学べない。

例えば他の人がするはずの採血をやらせてもらったり

バイトで健診のバイトをして採血の経験を積む。 

 そう。採血は経験なのだ。

 

そう思ってどうせならお金がもらえる

健診バイトをしようと決心。

 

するとみるみる採血の腕前は上がった。

 

当たり前だよね。

普段よりもたくさん経験できるんだから。

 

今では採血が難しい人の時に

頼まれるくらい採血ができるようになった。

 

採血に対する苦手意識を克服出来たのだ。

 

なぜ普段やらなかったかっていうと

お金をもらえるだけでなく

普段の仕事が忙しすぎたのと

先輩に怖くて話しかけられなかったからだ。

 

結果お金ももらえたし採血も上手くなった。

 

健診バイトをやって本当に良かったと思う。

採血が苦手な人は始めようぜ。バイトを!! 

 

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 ではいい採血を。

 

 看護師になって経験した話はこちら 

nursehatsuraiyo.hatenablog.com

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